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■「アンドリュー トーマス ベインさん」(大島) 2007年8月23日レポート


自然を求めて田舎暮らし

<ご家族のご紹介>
アンドリュー トーマス ベインさん(49歳)、奥様祐子さん、娘さんの3人暮らしです。
運命的な出会いから手にしたお住まいで、田舎暮らしを満喫しています。
地域や友人たちとのコミュニティを大切にしています。

※ご夫婦のお話から・・・

[移り住むまで]
ご主人は、日本の文化に興味を持ってトロント市(カナダ)から来日、東京で英会話講師をしていました。そこで東京でお仕事をしていた今治市出身の奥様と知り合います。なぜかデートは成田方面や都内でも日本情緒の残る下町ばかりでした。ご主人が日本文化に対する憧れが強かったことで日本の原風景や日本文化の薫り高い場所がデートスポットになっていました。ご主人は都会とか田舎ということでなく、日本文化が強く感じられる場所に住みたいという希望を持っていました。文化的に砂漠な地域には例え生活の利便性がよくても住みたくなかったのです。
東京(新宿)では2DKのマンションに住んでいましたが、子供ができたら自然の多い環境で育てたいという気持ちがありました。しかし首都圏に近い田舎では地価が高いという問題がありました。
ご両親がスコットランドとイギリスの出身でカナダに生まれたご主人は、結婚して奥様の里帰りで今治市を訪れたとき、祖父母とか親戚とのふれあいに心惹かれるものがありました。また、行き帰りに見る瀬戸内海の自然景観の美しさに感動を覚えました。
海があり、雪のない暖かい場所、そして何より自然景観に惚れ込んで、子供が生まれたらここに住むことを決意したご夫婦はお子さんが生まれて3ヶ月目に大島に移り住みました。もっとも奥様は東京に憧れて上京したのですから、まさか今治市に帰って、しかも島に住むことになるとは思ってもみなかったそうです。

[大島での暮らし1]
13年前に移り住んだ時は借家住まいでした。仕事は今治市と大島で英会話教室を開き英会話指導をしたり、翻訳の仕事をしていました。英会話教室は10年間続けましたが、現在は翻訳の仕事が忙しくなり英会話教室は友人に譲っています。
アンドリュー トーマス ベインさんその間に島に家を建てようと、自分たちのイメージに合う土地を探していました。奥様の友人の伝手で現在の土地を購入したのですが、地元の人たちは人里から少し離れていることや台風時の風雨を心配していたそうです。しかしご夫婦はもしもこの場所と出会わなかったら、大島に定住することはなかったかもしれないと言われていました。南向きで海に面した少し高台に建つお家の窓には、瀬戸内ののどかな風景が広がります。この空間に身をおいていると心身が癒されていくのが感じられて、なるほどと納得してしまいます。
お家もとてもすてきでした。ご主人は、明治・大正時代の日本建築様式が希望だったのですが、満足のいくものに仕上げるためには費用が嵩むことや、工務店にご夫婦の思いを十分に理解してもらえにくかったことなどから断念しました。しかし幸運にも奥様の友人の紹介でバンクーバーから木材を輸入している方と知り合い、ご夫婦の気持ちと土地のよさを理解してもらったうえでカナダから材料を輸入し職人さんを招聘して建築することができました。10年前は費用も比較的抑えることができたのだそうです。ご夫婦は、こうして現在の場所に住むこととなったことに運命的な出会いを感じています。

[大島での暮らし2]
ご主人は孤立して生活するのではなく、地域の行事などに積極的に参加してコミュニケーションをとることを意識して努力してきました。もともと人間関係を構築することは好きなご主人でしたが、ここで生活していくのだという強い考え方が大切だと言われていました。お嬢さんの通う学校でのPTA活動もお付き合いの範囲を広げるよい機会でした。
アンドリュー トーマス ベインさん結果として、今では良好なコミュティを築くことができていて近所から四季のおいしい野菜が届いたりするそうです。また、近くの島に移住しているお友達との酒宴も楽しみとのことです。ちなみにご主人は、日本酒は新潟地方の淡麗辛口がお好みだそうです。


[奥様から]
移住する人たちにとって受入窓口は絶対必要です。例えばゴミ収集手続き一つとってもトラブルが起こり得るし、自治会の活動や地域の祭などへの参加についても相談するところがあれば助かります。私たちは偶然にも最初に住んだ家の隣に市職員(当時は宮窪町職員)さんがいて、いろいろな相談に乗ってもらえたのでとても心強かったのですが知人がいなければやはり大変です。
しまなみ海道の通行料金が高いのは困るけれど、大阪、東京での生活が長かった私にとっては、この大島での生活は「人間らしく生きる」場所としての価値を感じています。瀬戸内海のすばらしい景観と自然がたくさんある環境で毎日生活できることが癒しとなっていると思います。

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